介護現場で使う用語集 あ行


IM (intramuscular)

筋肉注射のこと。

 

IADL (Instrumental Activities of Daily Living)

訳:手段的日常生活動作

応用的な動作のこと

ex.買い物に行く、食事の支度など

曖気(あいき)

げっぷのこと。

 

ICF (International Classification of Functioning, Disability and Health)

訳:国際生活機能分類

人間の生活機能と障害についての分類法。

2001年にWHO(世界保健機構)によって提唱される

生きることの全体像を示す共通言語。

 

アイスパック

氷まくらのこと。

商標名でアイスノンと呼ばれることもある。

 

アイソレーション
隔離のこと。

 

IC (Informed Consent)

「内容の説明と納得した上での合意」という意味。

 

ICU (Intensive Care Unit)

集中治療室、集中監視施設のこと。

 

IV(あいぶい)

静脈注射のこと。

 

IVH (Intravenous Hyperalimentation)

訳:中心静脈栄養

点滴を行う栄養法のこと。

TPNともいう。

 

アクセスフリー

身体障がい者に配慮して設計された建築物などのこと。

 

アクティビティ・サービス

心身活性化のための活動提供

ex.音楽、演劇などのイベント

アイテル

褥瘡(じょくそう)から膿を出すこと。

 

アウゲ(Auge)

眼科、または眼のこと。

 

悪性リンパ腫

血液がんの1つ。

 

明け(あけ)

夜勤や深夜勤務が終わった日。もしくはその日の朝のこと。

 

足白癬(あしはくせん)

白癬菌(はくせんきん)というカビが足裏に増殖して起こる感染症

アス(astigmatism)

乱視のこと。

 

アストマ(Asthma)

喘息、発作のこと。

 

アセスメント(assessment)

事前評価ともいう。

利用者の状態や問題を分析し、課題分析からサービス内容を決定するまでのこと。

利用者の求めていることを正しく知るために実施される。

 

圧迫骨折(あっぱくこっせつ)

椎体(ついたい)といわれる部分が外部からの圧力に耐えれず潰れることで生じる骨折。

 

アッペ(appendicitis)

盲腸のこと。

 

アディクション(addiction)

中毒のこと。

 

アテローム

粉瘤(ふんりゅう)やアテローマとも呼ばれる

皮膚の下に袋状の嚢腫(のうしゅ)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの角質と皮脂が、剥げ落ちずに袋の中にたまってできた腫瘍(しゅよう)の総称

アドボカシー(advocacy)

自己の権利表明が困難であったり、認知症高齢者など判断能力が不十分な人に変わって代理人が権利表明すること

権利擁護活動をしている団体などをアドボケイト(Advocate)と言う

アドミッション(admission)

入院のこと。略語は「AD」。

退院はエント。

 

アドレナリン

エピネフリンともいう。

止血剤や強心剤などに利用される。

 

アナムネ(Anamnese)

既往歴のこと。

過去の病歴の聞き取りをさす場合もある。

 

アナフィラキシー(Anaphylaxis)

急性のアレルギー反応の一種。

 

アニソコリー

瞳孔の大きさが左右で違う状態。

 

アプニア

無呼吸のこと。

 

アレスト

心停止を指す医療業界特有の言葉。

 

安否確認(あんぴかくにん)

生存や安全を確認すること、見守りなど。

 

アンビバレンツ

愛情⇔僧悪、独立⇔依存のように、正反対の感情を同時に持つ心理状態のこと。

これが本人のストレスになり心理的混乱を招くことがある。

 

罨法(あんぽう)

温罨法と、冷罨法がある。

痛みの緩和などのために患部に用いる場合は、医師の指示が必要。

 



椅座位(いざい)

椅子に腰掛けた状態の体位。

 

意識混濁(いしきこんだく)

意識の清明さが低下した状態。

清明→明識困難状態→昏蒙→傾眠→嗜眠→昏迷→昏睡の順に意識レベルは低下してく。

 

意識レベル(いしきれべる)

意識の段階を指す指標。

 

移乗(いじょう)/移乗動作(いじょうどうさ)

移動前と移動後の平面が変わる移動動作

ex.ベッドから車椅子へ移乗など

異食(いしょく)

一般的に食べ物とされていないものを口に入れてしまう行動のこと。

 

移送サービス(いそうさーびす)

外出を支援するサービスのこと。

ex.介護タクシー、福祉タクシーなど

 

遺族年金(いぞくねんきん)

被保険者が亡くなった場合に遺族に支払われる年金。

遺族基礎年金と遺族厚生年金があり、被保険者の年金納付状況などによって支給内容が変わる。

 

一次判定(いちじはんてい)

要介護、要支援の最初の認定結果

一次判定をもとに二次判定が実施され、介護度が決定される

溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)

尿を出したいのに出せない、少しずつ漏れてしまう状態。

 

移動介助(いどうかいじょ)

自分自身での移動が困難な人の移動を補助する行為。

 

イブニングケア

夕方にベッドを整えたり、排泄や洗面を済ませるなど、安らかな入眠を促すために必要とする一連の援助行動のこと。

 

医療的ケア(いりょうてきけあ)

家族や看護師が日常行っている経管栄養注入や喀痰吸引等の医療行為を指す。

 

医療費控除(いりょうひこうじょ)

1年間に本人またはその家族が支払った医療費や所得金額に対して、所得から控除される国の制度

医療ソーシャルワーカー(いりょうそーしゃるわーかー)

MSW(Medical Social Worker)とも言う

疾病や心身に障害を持った患者や家族が抱える問題を調整、解決するための相談やサポートをする専門職。

 

意識障害(いしきしょうがい)

刺激や呼びかけに無反応や、正しい状況を認識できない状態。

 

イレウス

腸閉塞、腸管の流れが途中で阻害されてしまう状態

便秘がちな人、腹膜炎や大腸癌などに多い症状

 

胃ろう(いろう)

直接栄養をチューブで胃に送るための穴のこと

 

因子(いんし)

要素、要因のこと。

 

インスリン/インシュリン

血糖を下げる働きを持つホルモン

糖尿病の治療などに用いられる

 

インテーク

ケアマネージャーや相談員が、支援について相談希望者と初めて面会すること。

受理面接ともいう。

 

インフェクション(Infection)

感染の意味。

 

陰部洗浄(いんぶせんじょう)

陰部を清潔にするため洗浄すること。

「陰洗(いんせん)」と略すこともある。

 



ウィルス性肝炎(うぃるすせいかんえん)

肝臓がウイルス感染することで炎症が起こる

肝機能障害を引き起こす

A~E型肝炎に分類される

 

ウィルス感染症(うぃるすかんせんしょう)

ウイルスが体内に侵入・接触することで感染する

症状はウイルスによって異なる

感染経路:空気感染・飛沫感染など

 

鬱血(うっけつ)

身体の一部分に血液が溜まった状態。

 

鬱滞(うったい)

血流などが静脈内などに停滞した状態。

 

うつ病/鬱病(うつびょう)

意欲低下、疲労感、食欲不振、不眠など体調にも不調をきたす。

更年期うつ病や、老人性うつ病などがある。

 

ウロ

泌尿器科のこと。

 

上乗せサービス(うわのせさーびす)

自治体が独自の判断で加算して、介護サービスの支給限度額以上のサービス利用を増やすこと

 



ADL(Activities of Daily Living)

訳:日常生活動作、日常生活活動

日常生活を送るための基本動作のこと

ex.整容・更衣・食事・入浴・移動など

 

Hp

病院のこと。

hospitalの英文略語。

 

エアーマット

褥瘡(じょくそう)予防マットのこと。

ビニール製チューブが多数おさめられたマットレス。

専用機器が空気量を調節することで同一部分が圧迫されないようにしてくれる。

 

ALS

筋萎縮性側索硬化症

(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)

運動ニューロンが変性することで起こる病気。

徐々に筋力が低下し、その進行は速く、嚥下障害や呼吸筋の障害が起こり、自力で呼吸できなくなる。

 

壊死(えし)

体の細胞や組織が局部的に死ぬこと

 

s/o (Suspect Of)

「~の疑い」を意味する。

カルテ記入などの際に使われる。

ex. 「s/o 〇〇病」→〇〇病の疑いという意味。

 

SO2(えすおーつー)

酸素飽和度のこと。

サチュレーション(saturation)とも呼ばれる。

 

SaO2(えすえいおーつー)

動脈血酸素飽和度のこと。

動脈血を採血して計測する。

 

SPO2(えすぴーおーつー)

経皮的酸素飽和度のこと。

パルスオキシメーターという機器で指を挟んで計測する。

 

壊疽(えそ)

体の細胞や組織が局部的に腐敗した状態

 

n.d.E (nach dem Essen)

「食後」を意味するドイツ語。

経口薬の処方箋などへの記入の際に使われる。

「3×ndE」と記した場合は「毎食後」を意味する。

 

エビデンス

根拠・証拠のこと

 

MT

マーゲン(胃)チューブのこと。

 

MRI(Magnetic Resonance Imaging)

磁気共鳴画像撮影法

身体の断層画像を撮影する装置

頭部、脊髄、脊椎、関節などの比較的動きの少ない部位の撮影に使用されることが多い

 

嚥下(えんげ)/摂食嚥下(せっしょくえんげ)

食べ物を口の中で、嚙み砕く➡飲み込む➡胃に送るの一連の流れ。

 

 

炎症(えんしょう)

腫れや赤みのこと全般。

 

エンゼルケア/エンゼルメイク

亡くなった方を綺麗にする行為。

死化粧、死後処置のこと。

 

 

エント(Entlassen)

退院のこと。略語は「ENT」。

入院はアドミッション。

 

延命治療(えんめいちりょう)

生命維持のための治療行為

 



嘔気(おうき)

吐気(はきけ)のこと。

 

嘔吐(おうと)

胃の中のものを口から吐くこと。

 

応用動作能力(おうようどうさのうりょく)

食事、排泄、家事などの日常で必要となる活動

 

オージオメーター

純音によって聴力を測定する機械のこと。

 

OTC薬品

医師から処方された薬ではなく、薬局やドラッグストアで好きに購入できる市販薬のこと。

 

悪寒(おかん)

発熱が要因で寒気を感じること。

 

オストメイト

人工肛門・人工膀胱を造設しストーマ用装具を装着している人のこと

 

オルト

整形外科のこと。

 

オペ(Operation)

手術の略語。

 

音楽療法(おんがくりょうほう)

音楽を用いた治療。

精神疾患や発達障害を対象としていることが多い。

 

オンコール(勤務)

緊急時に職場で業務につけるように待機しておくという勤務体系。

待機と呼ぶこともある。

 

音声障害(おんせいしょうがい)

音声の4要素(調子、音量、音色、持続)に生じる障害のこと。