(vascular dementia; VD)
記憶障害、見当識障害、実行機能障害など他の認知症と同じ症状もありますが、血管性特有の症状もあります。
脳血管性認知症の主な症状
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症状に波があり、障害を受けていない機能は保たれているため症状の発見が遅れる傾向があるようです。脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を起こした後に認知症状が出現します。脳梗塞などの場合、発作が起こるたびに症状が進行します。 無症候性脳梗塞を頻回に起こした時は、徐々に認知症状が出現する場合もあります。
障害を起こした脳の部位によって出現する症状は異なります。
運動機能には異常がないのに簡単な日常動作ができなくなることや、半側空間無視など意味のあるものを認識できなくなる。言葉の読み書きや、話すこと、聞くことが出来なくなることあるようです。
症状は安定してきますが、脳血管障害の再発や大きな事故(転倒など)を防ぐことで急激な悪化を防ぐことが出来ます。
高齢者の場合は、アルツハイマー型認知症と近い経過をとることもあります。
基本的な対応はアルツハイマー型と同じですが、今まで当たり前にできていたことができなくなっていることを、本人も認識していることが多いです。
理解されないことに不安を覚えたり、時には苛立つこともあるでしょう。
家族も、本人の出来ないことを理解できずに苦しむ時期でもあります。1日の中でも症状に波がありますので、普段できていたことができなかったとしても責めないでください。
会話の際は、言われた意味を理解しているが話そうとしても言葉が出てこないことや、聞こえてはいるが言われてたことの意味を理解できないこともあります。このような失語(言葉の読み書き、聞くこと、話すこと)によりコミュニケーションがうまくいかない時も、症状を理解して接するといいでしょう。例えば、急ぎではないのなら、時間を空けて再度質問してみるなど。
あと、よく見られる症状は感情失禁です。
感情のコントロールが難しくなるため、急に泣き出したり怒り出したりしますが、本人の思う感情と違う感情がでていることもあります。
そこを理解して接するようにしましょう。
リハビリをする際ですが、家族は過度の期待をせずに、本人には程よく頑張ってもらうのがいいでしょう。
出典:2021.7.20認知症ネットhttps://info.ninchisho.net/
2021.7.20LIFULL介護https://kaigo.homes.co.jp/
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