介護現場で使う用語集 さ行


サービス担当者会議(さーびすたんとうしゃかいぎ)

ケアプランの作成または変更時などに開催が義務付けられている。本人と家族、医療機関、事業所、ケアマネジャーの連携をスムーズにすることが目的。

 

座位(ざい)

座っている状態。

上半身をほぼ90度に起こした姿勢。

 

在宅サービス(ざいたくさーびす)

訪問介護、訪問看護、訪問入浴など

 

在宅酸素療法(ざいたくさんそりょうほう)

HOT(Home Oxygen Therapy)

ホットといわれることもある。

自宅で空気の酸素濃縮装置を使用して酸素吸入を行う療法

 

作業療法士(さぎょうりょうほうし)

OT(Occupational therapist)

基本的動作能力、応用動作能力、社会的適応能力などの改善を図る。

 

サチュレーション(saturation)

酸素飽和度のこと。

SO2(えすおーつー)ともいう。

 

残存機能(ざんぞんきのう)

心身に障害を持つ人に残されている機能のこと。

 


自然死(しぜんし)

怪我や病気が死因ではなく、加齢によって身体の機能が衰え、自然に任せて亡くなること。

 

失禁(しっきん)

自分の意思とは関係なく尿や便を漏らしてしまうこと。

 

社会的適応能力(しゃかいてきてきおうのうりょく)

地域活動への参加、就学・就労など。

 

振戦(しんせん)

手足が震える

 

視能訓練士(しのうくんれんし)

CO(Certified Orthoptist)

視機能の専門技術を持つ国家資格

斜視や弱視の視能訓練や視機能検査などを行う。

 

嗜眠(しみん)

傾眠よりやや強い意識混濁。

強く刺激すれば覚醒する。

 

若年介護者(じゃくねんかいごしゃ)

病気や障害などのある家族を支える15~29歳の介護者。

最近では18歳未満の介護者はヤングケアラーと呼ぶ。

 

シャワー浴(しゃわーよく)

湯船に浸かることが大きな負担になる利用者に行う。浴槽に入らずシャワーを使用して髪や身体を清潔にする入浴方法。

 

周辺症状(しゅうへんしょうじょう)

認知症の中核症状が本来の性格や環境に影響することで現れる症状。

妄想・抑うつ・興奮・徘徊・不眠・幻覚・せん妄・暴力・介護拒否・失禁など。

 

終末医療(しゅうまついりょう)

ターミナルケアともいう。

死が避けられない終末期になった時に行う治療やケアのこと。

 

腫脹(しゅちょう)

炎症などが原因で身体の組織や器官の一部が腫れ上がること。

 

褥瘡(じょくそう)

床ずれのこと。

長時間にわたり圧迫された皮膚の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、皮膚が赤くなったり、傷ができてしまう。

 

身体介護(しんたいかいご)

身体に直接触れて行う介護のこと。

入浴介助、更衣介助、トイレ介助など。

 

心的外傷後ストレス障害

(しんてきがいしょうごすとれすしょうがい)

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)

とても怖い思いをした記憶が整理されず、そのことが何度も思い出されて、当時に戻ったように感じ続ける病気。

数カ月~数年経過してから症状がはっきりしてくることもある。

 

身体拘束(しんたいこうそく)

対象者の行動を物理的に抑制すること。

 


睡眠障害(すいみんしょうがい)

睡眠に何らかの問題がある状態

不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害)など。

 

睡眠時無呼吸症候群

(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)

SAS(Sleep Apnea Syndrome)

睡眠中に呼吸が止まる状態が繰り返される病気。

低酸素状態になるために心臓や脳に負担がかかる。

 

ストーマ(ストマ)

人工肛門や人工膀胱の排泄口を表す。

 

ストレッチャー

寝たまま移送できる車輪付きベッド。

 


生活援助(せいかつえんじょ)

掃除、洗濯、調理などの日常生活の援助を行うこと。

 

清拭(せいしき)

入浴できない要介護者の身体をタオルなどで拭き、清潔に保つこと。

全身清拭と部分清拭がある。

 

清明(せいめい)

意識清明な状態。

 

切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)

急に強い尿意を感じる、我慢できずに尿が漏れてしまうこと。頻尿も多く見られる。

 

前期高齢者(ぜんきこうれいしゃ)

65歳以上75歳未満の高齢者のこと。

 

喘鳴(ぜんめい)

呼吸をするときに、ヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすること。

 

せん妄(せんもう)

一時的に脳の機能が急激に低下し、意識混濁と幻覚、錯覚、不安、不穏、興奮を示す状態のこと

 


尊厳死(そんげんし)

過剰な延命治療を行わずに、自然な経過に任せた先にある死のこと。

 

側臥位

寝ている時、横を向いてる状態

ex.左向きの場合は左側臥位、右の場合は右側臥位