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介護の経験を活かす

東部丘陵線(リニモ)「杁ヶ池公園」駅に直結するアピタ長久手店の一角に位置する、不動産仲介業「ONE TOP HOUSE (ワントップハウス)」。

ONE TOP HOUSEは、通常の不動産の仲介・売買・リフォーム相談などに加え、高齢者に寄り添った提案にも力を入れているという特長がある。住みよさランキング上位で住民の平均年齢が若い街と言われる愛知県長久手市も人口の1/4が65歳以上の高齢者(図1)。

子供たちが独立して部屋数が必要なくなった際の住む場所探しや、住宅改修(手すりの取付など)関係、持ち家を売却して老人ホームへ入居を希望する人の施設探しなど、終の棲家に関する相談に幅広く対応している。商業施設の中にあり、あまり構えずに入店できる環境も手伝って相談に訪れる人は少なくない。今回は、そんなONE TOP HOUSEで働くYさんにお話を伺いました。

 Yさんはヘルパー2級の資格を持ち、実際に介護施設での実務経験もお持ちの相談員さん。介護施設で働いた経験も活かしながら、住まいの相談に心を砕く。介護に携わるキッカケを尋ねると、自身が介護という状況に直面した経験から今の仕事に至るまでの経緯を話してくれた。Yさんが介護について初めて考えたのは、義理のお父さんが寝たきり状態になったときのこと。心の準備はもちろん、介護の知識も経験もなく、ろくにオムツ変えもできなかったという。何もできなかったという想いが、いつしか介護の勉強をしたいという想いに繋がっていった。


「話しにくいこと」を話す大切さ

現場で数年働いた後、介護施設の営業の仕事に出会う。「利用者を支援することで得られるやりがい」と「介護保険の決められたルールの中で働く現実」の間で歯痒さを覚えていたYさんにとって、介護施設への入居相談の仕事は性に合っていた。やがて、施設の営業という立場を超えて「もっと最適な提案をしたい」とONE TOP HOUSEに行きついたそう。高齢者の相談では、お客様の生きてきた歴史や背景を知ることで相手への理解を深めるところから始め、住まい相談を通して、何が最善なのかを考え抜く。

住まい相談のコツを尋ねると「これだけは譲れない」というポイントを整理することだという。老人ホームを探す場合は、料金との兼ね合い、施設の規模、入居者の多少や医療の必要度など。人によっては、サービスの内容やスタッフの人柄に重きを置くこともあるので、まずは自分が何を求めているのか伝えることが大事だという。そんな時に一人で悩むのではなく一緒に話をしながら交通整理をしてくれるというから頼もしい。常に「お客様にとって一番いい方法」を模索し、住む場所+αの提案をするためにとトコトン寄り添う。時には「終活(人生の終わりのための活動)って何から始めれば良いのかしら?」というような相談もあるそうでONE TOP HOUSEでは司法書士による相談なども行っているという。確かに「終活」といっても具体的に何をすべきか分からないという人も多いだろうし、相続や遺産のことなど話しにくいことにも向き合わないといけない。いざという時に備えて家族で話をする大切さを頭では分かっていても、つい先延ばしにしてしまうという人もいるだろう。そんな時、買い物帰りに親子で一緒に立ち寄って、話しにくいことを話す契機にしてみるのも良いかもしれない。実際お店にはそういう人も多く訪れるという。親子だけだとつい感情的になってしまう場面でも、第三者を交えることで互いに冷静に話ができるようになったりするから不思議だ。


入居者から貰った励ましを胸に

最後にYさんに、介護現場への想いを聞くと「今でも現場に戻りたくなる」ことがあるそう。それは、施設で働いてた頃の体験が今の仕事の原動力になっているからこそ。仕事に行き詰まったり子育てで落ち込んだりした時に、人生の大先輩でもある入居者さん達に話を聞いてもらうこともしばしばだった 。そんな時に、戦争など激動の時代を生きた話を聞いて自分の悩みがちっぽけだと思えたり、認知症で普段は会話にならないよう人が急に思い出したように応援してくれたり。今でもふとした時に思い出し、現場が恋しくなるのだという。入居者から貰った多くの励ましを胸に、高齢者へ恩返しをするかのようにYさんは今日も「自分らしく生きる」ための手助けをしている。

 

(インタビューは2020年10月11日に実施しました)

取材協力:ワントップハウス アピタ長久手店

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