アルツハイマー型認知症

(Alzheimer's disease; AD)

アルツハイマー型の主な症状

  • 物忘れなどの記憶障害
  • 見当識障害(時間や場所、人物を認識しづらくなる)
  • 実行機能障害(計画を立てて順に行うことが困難になる)
  • 更衣や道具の使い方がわからなくなる
  • 計算や言葉の能力低下

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症状の進行

初期

初期段階は、記憶を担う「海馬」が損傷されるため”もの忘れ”が見られます。

加齢による”もの忘れ”とは特徴が異なり、最近のことを忘れてしまう部分的な”もの忘れ”ではなく全体そのものを忘れてしまう等があります。

その他には、見当識障害(日時/季節/昼と夜がわからなくなる等)、実行機能障害(普段行っていたことが上手くできなくなる等)がみられはじめます。

ご自身の置き忘れなのに、”物を盗られた”という妄想がみられることもあります。

中期

中期になると、通りなれた道でも迷ってしまう/自宅なのにトイレの場所がわからなくなる等があり、日常生活に必要な動作ができなくなりはじめます。

この頃より支援が必要な場面が増えていきます。

後期

身体能力が衰え、歩行能力/食事動作/排泄行動等、で介護が必要になってきます。

身体能力が低下しているので転倒予防や、栄養と水分不足にも気を付けたいところです。


接し方

初期~中期は、本人が今まで出来ていたことが出来なくなっていきます。周囲がそのことを責めてしまうと、本人の自尊心は深く傷付けられてしまいます。

さらに言語能力低下も伴っているので、自分の気持ちや伝えたいことがハッキリ伝えることができません。

それがきっかけで無気力になってしまったり、鬱のような状態になってしまうこともあります。

時には、暴言などの二次的症状につながることもあるようです。

後期に至っても、感情は失われにくいため、最期まで”本人の気持ち”を尊重して接することが大切です。


出典:2021.7.20認知症ネットhttps://info.ninchisho.net/

2021.7.20LIFULL介護https://kaigo.homes.co.jp/

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