【PR】



「心をより豊かに、人生をより安心に」

 瀬戸の街を望み、遠くの山の稜線を見渡せる高台に位置する介護付き有料老人ホーム「ミソノピア」。玄関に一歩足を踏み入れると、ホテルや劇場のロビーを思わせる重厚感のある空間が広がる。コロナ禍にあって、入居者の家族とはいえ自由に居室を訪れることはままならないが、広いロビーで語らう姿が見られる。

「ここは介護施設なのだろうか」

旅先でホテルにチェックインするような感覚を覚えつつ、フロントに向かう。今日お約束しているのはミソノピアの副施設長で、主に採用を担当しているという谷口さん。「介護専門」を謳ったフリーペーパー(弊誌)に興味を持ったとご連絡をいただいた。谷口さんのようにCielを手に取り、興味を持ってくださる方が居ると思うと、勇気づけられる。

 157戸の部屋を有する9階建ての大きな施設。もともとは名古屋市にある劇場

「御園座」の事業の一つで、第二の人生を楽しむためのホテル・別荘のような施設として1986年にオープン。施設名の「ミソノピア」はその頃の名残で、御園(ミソノ)+ユートピアから名付けられたそう。開設当初から、住んでいる方が安心安全に暮らせるようにと介護室のような設備はあったというが、時代とともに施設も変化し、今では2・3階をより介護が必要な方向けのフロアとしている。ご利用者の状態に併せた対応ができる体制を整え、自立している方も、介護や看護を必要としている方も、全ての入居者が心豊かに過ごせるようにと気を配る。


選ばれ続けるために

「身体の状態も人それぞれですし、一人一人に合わせて対応をしていくことが必要です。そのためには、スタッフが力を発揮できるようにしなければならないと考えています。そんな中で私にできることは、人を増やして、スタッフが少しでも余裕を持って仕事に注力できる環境を作ることだと思って採用にあたっています。」と採用への想いを語ってくれた谷口さん。ミソノピアが選ばれ続けるために、まずは働く人を幸せにする。やがてそれが施設全体の質の向上につながり、「ミソノピア良いね」という好循環を生み出すということなのだろう。穏やかな

口調でミソノピアへの想いなどを真摯に伝えて下さる谷口さん。

さぞかし長く働いているのだろうと尋ねてみると意外にもミソノピア歴は浅いとのこと。以前は人々にエンターテインメントを提供する会社で働いていたそうで、他業界からの転職組だった。人に楽しくなってほしい、より良い暮らしの手助けがしたいという想いはそのままに、地元へ還元する方法を考えるようになったという経緯を話してくれた。施設長 廣井さんのもとで、ミソノピアの仲間が生き生きと働けるように力を尽くし、チームワークの向上を助ける。一緒に働く仲間に求めることを聞いたところ「まずは聴く力、というか話を聞くことが苦にならないことかな。相手に寄り添い、相手の求めることを感じ取る力が求められますので、傾聴は大切なスキルだと考えています。」

【PR】



介護は突然やってくる

お話を伺った後で、施設内を案内してもらう。24時間看護師の常駐するナースステーション、デイサービスのアクティビティも行われるカフェ、お庭に面しておりリラックスした気分でリハビリが行える部屋や囲碁や読書など思い思いの過ごし方ができるお部屋など設備も充実。音楽を通して「心を豊かに」過ごしてほしいと、音楽イベントの開催や音楽療法などにも力を入れているそう。入居条件を聞いてみると「80歳が一つの目安になっている」という。

ふと谷口さんが「介護が必要となったら、多くの人は役所に行くのかな」と介護に関する情報が少ないことへの課題感を口にする。弊誌に興味を持ってくださった理由も、この一言に表れている。介護に携わっていると「ある日突然親の介護が必要に…」という状況に陥ったという話を聞くことは少なくない。どんな施設があるのか、何をサポートしてくれるのか等、情報を必要とする人に十分届けられているのだろうか。元気な時も、介護が必要となってからも安心して暮らし続けられるというミソノピアは、超高齢社会と言われる中での暮らし方の1つを提案してくれている。元気なうちにその先のことを考えることはなかなか難しいが、第2の人生をよりよく過ごすための選択肢を増やすことなら出来るかもしれない。谷口さんの言葉に、介護に携わる人だけでなく、介護を必要とする人やその家族のために何ができるのかを考えさせられる1日となった。

(インタビューは2020年9月13日に実施しました)

取材協力:ミソノピア株式会社